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冬山登山の事故防止について

2017.12.25

冬山登山は万全の準備が必要です。氷ノ山

緑の多い時期とは違った幻想的な風景が楽しめる反面、
遭難や雪崩などの自然現象の影響を一番受けやすい時期となります。

養父市内には、日本二百名山、ふるさと兵庫50山の一つであり、兵庫県下最高峰の「氷ノ山」など1,000mを超える山々があります。

登山を計画の皆様は、下記の、冬山登山事故防止の啓発リーフレット「平成29年度 冬山遭難事故をなくそう」を参考に万全の準備をしていただき、冬山登山をお楽しみください。

平成29年度 冬山遭難事故をなくそう リーフレット (pdfファイル 1136KB)

冬山への心構え

風雪の厳しい冬山に立ち向かうためには、十分なトレーニングで体力、技術、気力を養い、装備に万全を期すとともに、謙虚な気持ちで山に入る心の準備が大切です。不安なときには登山を中止する勇気を持ち、引き返す機会を誤らないようにしましょう。

登山計画書を忘れずに!

1 遭難事故発生時の捜索、救助活動に支障が生じるため、山へ登るときは登山計画書を必ず提出しましょう。
2 届け出先は、家庭、職場、学校などのほか、山域の登山指導センターや案内所、登山口の登山届ポスト、登山地域の警察本部地域課または入山地所轄警察署地域課、交番、駐在所です。
3 登山計画書は、上記リーフレットをご参照ください。 または、神戸登山研究所(電話 078-801-3267)でお求めいただくか、(公社)日本山岳協会ホームページから、ダウンロードできます。

単独登山は厳禁です!

未経験者(組織未加入者)や少し経験のある中高年の単独登山者の遭難事故が増加しています。一人での登山は気ままに行動できますが、万が一遭難が起きた場合に生命の危機にさらされる確率が高まります。経験のあるリーダーと一緒に登りましょう。

登山計画は綿密に! ※詳細上記リーフレット参照

1 リーダーを選びましょう。
2 無理のない計画をたてましょう。
3 非常食、救急用品、雨具、通信機器、着替えなどは必ず用意しましょう。
4 登山規制地域を確認しましょう。
5 山岳保険、傷害保険に必ず加入しましょう。

事前に山の状況を調査研究しておきましょう!

1 コース、ルート、山小屋など山の状況を調査し、適切な時間配分を検討しましょう。
2 緊急時の避難場所、避難コース、下山ルートなども考えておきましょう。
3 冬山では、降雪時や大雪の直後、気温上昇時などに雪崩が発生しやすいので注意が必要です。入山地の避難例を調べるとともに、気象記録などについても確認しておきましょう。

出発に際して

1 リーダーは全員の健康状態を把握し、計画書の内容を徹底してください。また、全員が家族や勤務先への連絡がなされているのか確認しましょう。
2 留守本部や現地連絡先と危急時の打ち合わせをしておきましょう。
3 全員にトランシーバーの使い方、規則などを徹底しておきましょう。
4 携帯電話を過信しないようにし、コースの要所で感度チェックをしましょう。
5 服装は明るい色(オレンジ色など)の上着を着用しましょう。
6 道に迷った際には、歩きまわらず救助を待つようにしましょう。

天気予報に注意

常に天気予報に注意し、注意報や警報などの気象情報が出されているときは登山を中止する勇気を持ちましょう。

兵庫県内の登山について

1 谷筋の登り下りは慎重に行いましょう。
2 激しい降雪のときには、登山は見合わせましょう。特に「氷ノ山」での厳寒期の単独登山や初心者登山は控えましょう。また、地元の人の警告を守りましょう。
3 スキーツアーをするときは、「登山をする」という心構えで万全の装備をしましょう。
4 春近いときの降雨の最中やその直後、または南風の吹くフェーン現象が起きるような時の山歩きは避けましょう。

問い合わせ先
産業環境部 商工観光課
所在地/〒667-0198 養父市広谷250-1
電話番号/079-664-0289 E-mail/ shoukoukankou@city.yabu.lg.jp